デザイナー山田自身が自作して使用しているフック、だから「山田フック」
SUPER SHORT #4/0
大きさ目安:トリプルフック#4/0相当
重さ目安:約5.5g
強度目安:ドラグ20kg MAX
鈎は魚に一番近い道具。安心してお届けするために鋼材の剪断から最後のコーティングに至るまで全工程を日本国内にて加工。
耐久性に関わるスレッド部はリリーサーで千切れるチューブを使わず、一本ずつエポキシでコーティング。スレッドにはPEラインを使用し耐久性を向上。
BnD180F, BnD163F, FZR188F, さらになんとRESPECT190Fにまで搭載可能な#4/0サイズ
フックを自作した切っ掛けは市販品のメーカー製フックを使用してマグロをリリースした際、リリーサーでフックを力一杯掴んだらスレッドを保護する収縮チューブが千切れてしまい、更にその中のスレッドが解けた経験をした時からです。
各社努力しているのは承知しながらも、結局大量生産するためには生産効率を上げなければなりません。釣り鈎自体の品質は研究されて向上しても、実際の耐久性や強度に影響しうる部分がそれでは安心して使えません。
それで自分の分は自分で、安心して使える様に生産効率を無視して全て手作業で制作し始めました。使用するフックは色々試して、一番シンプルで少しカーブ気味なものがキャスティングの釣りには適していると感じていましたのでその形状に落ち着いています。
スレッドは根巻き糸からロッド用のガイドスレッドまで色々試しましたが、タイイング時にしっかり締め込めるので最終的にはPEラインを使用しています。もしエポキシコーティングが剥がれる事があったとしてもスレッド自体に強度があるので安心して使えます。
フック自体も完全日本製です。一番最初の工程となる材料の剪断から全ての工程を兵庫県の北播州地域で行っています。
BnD180F, FZR188FはこのSUPER SHORT#4/0をベースに設計しましたので、ポン付けで最大限能力を発揮します。が、連結具のスプリットリングを楕円形のものにすることで更にフッキング性が高まります。
BnD163Fは前後のフック間の距離が短いため、スプリットリングは円形の#8までが使い良いです。
なんとミノーのRESPECT190Fにもこのシングルフックは使えます。設計時にこっそりテストしていたシングルフック仕様、よりスローの立ち上がりが良くなり、使い所が広がります。